「Creemaいきもの図鑑」雪の妖精・シマエナガの作品8選

愛くるしい表情や仕草で、私たちに癒しを振りまいてくれる"いきもの"たち。猫や犬、鳥にクマ、蝶々など……Creemaにも、いきものモチーフの作品がたくさん出品されています。定番人気のモチーフから、ニッチな人気を集めるものまで。好きないきものの名前を入れて検索すれば、あなた好みの作品と出会えるかもしれません。

そして、時にはプレゼント選びに相手の好きないきものを思い浮かべて探してみたり、お気に入りのモチーフをとことん集めるマニアさんもいるのではないでしょうか。

そんなニッチないきものたちにフォーカスを当てて、その魅力をとことん深掘り！Creemaで出会えるいきものモチーフの作品もご紹介する、「Creemaいきもの図鑑」をお届けします！

記念すべき第一回目は……

Creemaでも大人気の鳥、「シマエナガ」の魅力に迫ります。その愛くるしいビジュアルから「雪の妖精」とも呼ばれる鳥です。その真っ白な羽毛は、寒い冬の雪景色によく似合います。

大きさは約14cmで、そのうち半分は尾が占めています。尾を除けば日本最小の鳥であり、大きさはスズメに近いです。

シマエナガは、尾が長いことから「柄が長いひしゃく」に例えられ名付けられた野鳥「エナガ（柄長）」の亜種。主な生息地は北海道で、シマエナガの「シマ」は島（＝北海道）を指し、生息地が北海道であることに由来します。鳴き声は、ジュリリ、チーチーなど。シマエナガを観察する際には、この鳴き声が手がかりになります。

可愛らしい見た目のシマエナガですが、実はすばしっこくてアグレッシブな鳥なんです。常に5~10羽の群れを従えて行動しているシマエナガは縄張り意識も強く、自分の縄張りに部外者が来た時には、必死に追い払おうとします。縄張り争いでは、シマエナガ同士で体当たりを繰り広げるなどかなり攻撃的！あんなにキュートな見た目なのに……意外な一面ですね。

ここからは、そんな意外な一面も持つシマエナガの人気の秘密を考えてみました。いつもより熱量高めで、その魅力に迫っていきます……！

シマエナガの魅力といえばやはり、ぬいぐるみのようなふわふわ・もふもふの羽毛ではないでしょうか。ふわふわとしたものを見ると、思わず触れたくなる衝動に駆られるのは私だけじゃないはず。しかもそれが可愛い鳴き声で、生きているんだからなおさら……。

そしてそのもふもふ！な羽毛にもワケがあるんです。

北海道の冬は極寒。その寒さに耐えるために、羽毛のなかにたっぷり空気を含んで暖かくしているんだそう。寒くなればなるほど、もふもふ度MAX！羽の中に空気を多く入れるので、ふっくらと膨らんでいきます。ちなみに、夏が近づくと夏仕様に生え変わり、ちょっぴりスリムになった姿が見られますよ。

真っ白なお顔に、つぶらな瞳とくちばし。顔立ちは至ってシンプルですが、だからこそ親しみやすさが感じられるのかもしれません。顔に特徴的な模様があったり、くちばしが鋭く大きかったりと個性のある顔立ちの鳥も多い中で、真っ白な顔に胡麻のような目とくちばしがチョンっとついた姿は、素朴で親しみやすく、誰からも愛されるお顔なのかもしれません。

北海道にしか生息していないシマエナガ。その愛くるしい姿をシャッターに収めたいとの一心で、シマエナガを目当てに北海道に来られる人もいるんだとか。ですが必ずしも遭遇できるとも限らないシマエナガ。でもその希少価値があるからこそ、シマエナガは人々を魅了するのかもしれません。人生で一度は本物のシマエナガを見てみたいものです。

ではここから、そんな魅力溢れるシマエナガがモチーフにされた作品を厳選してご紹介します。身につけたり、飾ったり……シマエナガを暮らしに一羽添えれば癒されること間違いなし。

枝にちょこんと留まっている様子が愛らしい、Tomokawa Harukaさんのシマエナガのリング。

ぽってりとした丸みを帯びたシマエナガは、真珠の母貝である白蝶貝（または黒蝶貝）を切り出し、手作業で彫刻することで形作られています。そして留まっている木にもこだわりが......！シマエナガの生息地である北海道のミズナラの木を参考に、ゴツゴツとした木肌が表現されています。

東京の美術大学卒業後、日本画や水彩画の作家として活動する紫苑工房さんが描いた小さなシマエナガの日本画。雪の結晶が舞う寒空の下、「一緒にあそぼ！」とこちらに呼びかけてくれるようですね。

日本画で使用される顔料にはガラスや鉱石が含まれているので、近くで是非絵の具の表情もじっくり観察してみてください。キラキラっと輝く絵の具もポイント使いされており、幻想的な冬景色が一枚の絵の中に広がっています。

ふわふわ、もふもふな毛並みがたまらない！思わず触れたくなってしまう、Mﾑ Ds MARTさんのシマエナガ風な”モグさん”に癒されませんか？

メイドインジャパンのエコファーで仕上げられており、本物の動物の毛のように、短い毛と長い毛が交互に生えて立体的な構造になっているんです。クシで毛並みを整えて、家族のように世話してあげればきっとモグさんも喜んでくれるはず。

ミシン刺繡を施した布で、がま口やブローチなどを作るLe chat en argent 銀猫さんのがま口薄財布。真っ白なシマエナガの周りを可憐なお花がそっと囲む、絵本の一ページのようなデザインですね。

お札が二つ折りで入り、カードポケットも二つあるので小さなお財布として使用できますよ。

一日中、シマエナガと共に過ごしたい！そんなシマエナガ愛溢れる方には、こんな服はいかが？ひなたぼっこ中のシマエナガが描かれた、テキスタイルデザイナー・marutakaさんのスウェットです。

じっとこちらを見つめてくる子もいれば、羽をパタパタと羽ばたかせる元気な子、うとうと眠っている子……とどこを切り取っても可愛いの大渋滞。群れで過ごすシマエナガたちは、人間が見ていないところでこんな風に過ごしているのかな……？と想像が膨らんでしまいます。

シマエナガが時間をお知らせしてくれる、minow plus（ミノープラス）さんの木製置き掛け時計。リビングに置いたり玄関の壁に掛けたりと、場所を選ばずに飾れます。

シマエナガの他にも、かわいい動物やフルーツなど眺めているだけでも楽しい木製インテリアがたくさん出品されています。贈る相手の好きなモチーフを選べばプレゼントにも喜んでもらえそうです。ぜひ他の作品もチェックしてみてくださいね。

主に鳥モチーフの刺繍作品を手掛けるTrinosさんのシマエナガのスマホポーチ。細部まで細かく、丁寧に形を追って刺繍されているので、たった今小枝に飛び乗って来たかのような臨場感を感じます。

裏面にはカードが収納できるポケット付きなので、スマホとカードだけ持ってさっとお買い物なんてシチュエーションにもぴったり。スマホケースとして毎日持ち歩くだけでも癒されますね。

写真を撮らずにはいられない……！可愛すぎるシマエナガまんじゅうは、おやつの時間にもおすすめ。作り手は、キュートな動物のおまんじゅうを手掛ける御菓子司まんさくさんです。

シマエナガのフォルムは、ふっくらとした丸いおまんじゅうと相性抜群ですね。ふわっとした皮の中には、自家製のこしあんがたっぷり。手土産に持参すれば、愛くるしいシマエナガに自然と会話も弾みそうですね。

寒ければ寒いほど、羽毛が膨らみ愛らしさが増すシマエナガ。今日も北海道で可愛らしく、そしてアグレッシブに過ごしているのでしょう。私自身も一本記事を執筆することで、こんなに愛されるシマエナガには様々な理由があったんだなぁ……と、すっかりシマエナガファンになってしまいました。

シマエナガファンの方はもちろん、この記事を通してシマエナガの魅力にハマってしまった方はぜひ、シマエナガの作品を暮らしにおひとつお迎えしてみてはいかがでしょう。きっとそばで愛くるしく癒してくれるはずですよ。

今後もニッチないきものにフォーカスを当てて、その魅力とともに作品をご紹介していきます。「Creemaいきもの図鑑」次回もお楽しみに！