〈メルマガエッセイ #7〉"気になる"に寄り道。「ホワイトタイガーの干支飾り」｜陶芸家・城南窯さん

このエッセイでは、いま編集部が“気になる”作品にフォーカスを当て、編集部目線でその魅力をお伝えする「“気になる”に寄り道。」シリーズをお送りしていきます。このエッセイをきっかけに、みなさんにもちょっとした“寄り道”を楽しんでいただけると嬉しいです。

今回は、陶芸家・城南窯さんの「福招き寅之介（ホワイトタイガー）」をご紹介します。

一緒に、ユニークな干支飾りの世界に寄り道しましょう。

年末が近づくにつれお正月ムードが日々高まっていくCreema。鏡餅やしめ縄など様々なアイテムに注目が集まる中、干支飾りは毎年様々な個性を持った新作が出品されます。

2022年の干支は「寅」。寅の持つイメージ通り凛々しくて強そうな雰囲気の作品もたくさん出品されていますが、逆にやわらかい雰囲気にデフォルメされた作品もまたかわいらしく、寅の違った一面を楽しむことができて嬉しいものです。そして普通であれば黄色やオレンジで表現される寅ですが、珍しいホワイトタイガーの作品もちらほら見られます。

決断力と才知の象徴としても知られる寅ですが、中でもホワイトタイガーはその美しさ・希少性から様々な国で神聖な存在とされています（私も、人生に一度はホワイトタイガーを見てみたい……）。

そんなホワイトタイガーをモチーフにしたこの福招き寅之介、姿は寅でありながら片手を上げた姿は……まるで招き猫！「新しい年に、たくさんの福を招きますように」という願いも込めて作られた作品です。実際に触ってみると陶器特有のさらさらとした手触りに、ついやみつきに。手のひらにちょうど収まるくらいのサイズでもあるので、コンパクトで飾りやすいのも嬉しいです。

加えて、大の動物好きの私が心をくすぐられるポイントが2つ……！ 1つ目はその上目遣いの視線です。デスクや棚に飾ると、「気分はどう？」「今日も頑張ってね」となんだか励まされているような気分に。ただそこに座ってくれているだけで元気をもらえます。2つ目は繊細に描かれた足の肉球。陶器に丁寧に絵付けされた小さな肉球は、つい顔を近づけて見入ってしまいます。なんてかわいいんでしょう……。

今回ご紹介したのはホワイトタイガーの作品ですが、色違いの黄色い寅之介と並べて飾るのもおすすめです。並べて飾ってみると、まるで寅の兄弟のようにも見えますね。「お兄ちゃんはこういう性格で……」と想像を膨らませるのもまた面白いです。リボン・前掛け・敷物の色もそれぞれ5色から選べるので、例えば赤やピンクで元気な雰囲気に、青や紫で大人びた雰囲気に、など自分好みの寅にカスタマイズもできますよ。

今まで干支小物を飾るのにハードルを感じていた方や、かわいい置物がとにかく大好き！という方、せっかく飾るなら自分好みの作品を飾りたいと思っている方、来年に向けて、城南窯さんの福招き寅之介をお迎えしてみてはいかがでしょうか。

……おっと、そろそろ寄り道の時間もおしまいのようです。

どうぞ次回もお楽しみに。

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