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〈クリーマのワークショップ第8回〉夏の訪れを感じる、風鈴作り。ガラス作家・KJ's Glassさんをお招きしました
こんにちは。クリーマの竹中です。
梅雨も徐々に終わりへ向かい、夏が本格化するまであと少し。オフィス移転後初となる、第8回の社内向けワークショップを開催しました。
今回は、涼しげな音色で夏の風情を感じられる、風鈴のワークショップです。
風鈴ワークショップの講師はガラス作家・KJ's Glassさん
今回講師をしてくださったのは、Creemaで活躍するガラス作家のKJ's Glass・古城さん。動植物をモチーフにしたガラス作品や、夜空をイメージした青色のリングホルダーや風鈴などを手掛けていらっしゃいます。
今月開催されるハンドメイドインジャパンフェス2019でもワークショップ出展をされる予定で、スタッフ陣が一足先にそちらを体験させていただく形になりました。
まずはガラスという素材についておさらい
まずは古城さんから、ガラスという素材そのものについてレクチャーを実施していただきました。
ガラスの元となるのは、石や砂。海や砂漠、砂場にある砂をよく見てみると、透明に光る粒が混在していますよね。今ではより安定したガラスを作るために様々な物質が混ぜてありますが、ガラスの原点はその小さな砂の粒たちなんです。
ガラスの歴史をたどると、エジプト・メソポタミアの遺跡から、はるか紀元前4000年ごろのものと見られるガラス玉が発掘されているそうです。日本では、弥生時代の遺跡からガラス玉が発見されています。
長い間、私たちの生活に寄り添ってきたガラス。器やコップ、花器などはもちろんのこと、窓や液晶、建物の断熱材など、様々なものに活用されています。
古城さんは、そんなガラスという素材に魅了され、仕事をしながらガラス教室に通いはじめるところからスタートされたとのこと。その後、「もっとガラスを突き詰めたい」と仕事をやめて富山県のガラス造形専門の学校へ入り、ガラス作家への道を歩まれたそうです。
ガラスの魅力を活かしながら、一つひとつの作品にストーリーを感じられるよう、ものづくりをしているという古城さん。そんな古城さんの情熱にも触れることができました。
自由な発想で、ガラス風鈴に絵付け
それでは、いざ風鈴づくりにチャレンジ!
まずは、古城さんが用意してくださった、ガラスの外身を選びます。一つひとつ手作りで制作されているため、ものによって形や大きさもちょっとずつ異なります。
「どれにしようかな…」と、こだわる人はここから吟味が始まります。
外身を選んだら、さっそく絵付けをスタート。専用のカラーペンとネイル用のマニキュアを使って色をつけていきます。
ペンはガラスの透明度を保ったまま色をつけることができ、マニキュアはしっかり重ね塗りすることでハッキリとした発色に。
それぞれの特徴を活かして、思い思いの模様やイラストをのせていきます。
丸くツルツルしたガラスの表面に絵を描くのは、想像以上に難しい!角度や持ち方を変えて、試行錯誤しながら描き進めていきます。
描いた直後であればインクを拭きとれるため、失敗を怖がらずに描ける安心感があります。が、触れるだけで色が落ちてしまうので、完成した部分を台無しにしないよう、慎重に。
「いいこと思いついた!」とペットボトルに風鈴を被せて描き始めるスタッフも。手で持つとインクを触ってしまう恐れがあるため、これは名案。他のメンバーも後に続きます。
「おうちにこんな風鈴がほしいな」と思い浮かべながら、理想の風鈴を目指して筆を進めるスタッフ一同。時折談笑しつつも、各々真剣です。
和柄や模様を描く人もいれば、似顔絵やイラストを描く人も。それぞれの個性が発揮されます。
自分好みのシルエットに。風鈴の組み立て
絵付けが完了したら、お次は組み立て。ここからの組み立てによって全体のシルエットや音色が変わってくるため、とても大切な工程です。
まずは、組み立てに使用する糸やビーズ、糸の先につける短冊や、風鈴の音を鳴らしてくれる「舌(ぜつ)」となるガラスの筒を選びます。絵付けの色合いやテイストに合わせ、ビーズや舌の色をチョイスしていきます。
ビーズなどのパーツに糸を通し、カシメ玉で留めていきます。
舌がきちんと風鈴に当たるように、高さに気を付けながら固定します。外身の下から、どれだけ舌が顔を出すかで、シルエットや音色も変わってきます。
「うまくカシメ玉が通らない…!」細かい作業に苦戦したときは、お互い助け合いながら。
古城さんからも丁寧なアドバイスをいただきながら、徐々に完成へ近づけていきます。
絵柄も音色も完全オリジナル、風鈴の完成
仕上げに、糸先に短冊を2枚取り付けたら、オリジナル風鈴の完成です。組み立てが終わりだすと、周囲からチリンチリンと風鈴の音が聞こえてきます。
絵付けの段階では「ここの部分、うまく描けなかったんだよね」と気になっていた部分も、風鈴として完成すると味のある表情になってくれる気がします。
自分で完成させた風鈴を持つと、どこか表情も誇らしげに。早くおうちの窓際に飾って、日の光を浴びた姿や風に揺れる音を楽しみたいですね。
ワークショップを終えて
ガラスの風鈴に好きな絵を描くという今回のワークショップ。スタッフ個々人の個性が存分に発揮されていました。自由度が高く、表現の幅も広い絵付け体験を通して「絵付けの楽しさに目覚めちゃった!」という声も。
風鈴を組み立てる工程では、細かい作業の得意不得意が分かりやすく進捗に表れていましたが、同じテーブルのメンバー同士でサポートしあったり、笑顔と会話の絶えない時間となりました。
今年の5月に入社した私にとっては、今回が初めてのワークショップ参加。周囲の仲間たちと一緒にものづくりをしていると、普段は見えない一面が見られたりして心の距離も縮まります。その人の「らしさ」が見えてくるようなワークショップでした。
講師をつとめてくださったKJ's Glassさん、本当にありがとうございました。
みんなで作った世界に一つだけの作品、大切にします。
いよいよ開催間近!7/20,21 ハンドメイドインジャパンフェス2019
風鈴のワークショップを実施されます。
HandMade In Japan Fes‘ 2019(ハンドメイドインジャパンフェス2019)
■開催日時:
2019年7月20日(土)・21日(日) 各日11:00~19:00
■開催場所:
東京ビッグサイト西1・2ホール
■入場料:
前売券:1,200円 (1日券) / 2,000円 (両日券)
当日券:1,500円 (1日券) / 2,500円 (両日券)
※小学生以下は無料
■チケット購入方法:
1) ローソンチケット:Lコード:34571
2) イープラス
3) セブンチケット
4) ぴあ:Pコード:992-001
■主催:
日本最大級のハンドメイドマーケットプレイス「Creema(クリーマ)」
■後援:
J-WAVE、TOKYO FM 、KDDI
公式サイトはこちら