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「Creema YAMABIKO FES 2022」開催レポート
11月5日(土)・6日(日)に、第二回目の開催となる音楽とクラフトの野外フェスティバル「Creema YAMABIKO FES 2022」が幕を閉じました。
今回は、あの日の熱いライブステージや多彩なコンテンツについてレポートしていきます。
富士山のふもと、自然に囲まれた空間で過ごす時間
今回の会場は、前回よりももっと富士山に近く、芝生の広がる見晴らしの良い場所。ステージ周りの芝生広場では、多くの方が音楽を聴きながらリラックスしていて、心地よい時間が流れていました。
圧巻のアーティストライブ
ステージでは、くるり、クラムボン、KICK THE CAN CREW、スチャダラパー、KANA-BOONら総勢12組のアーティストが登場。
まだ歓声が出せないなか、一瞬でオーディエンスの心を掴むパフォーマンス。会場の熱が一気にあがりました。
昨年に引き続き、素晴らしいステージで会場を沸かせたクラムボン。最初の「サラウンド」から、のびやかで軽快なサウンドと歌声で魅せてくれました。
最後の「タイムライン」ではみなさんが音楽に乗って、全身で楽しんでいる姿が印象に残っています。クラムボンの音楽は、まるで優しいひだまりのようでした。
初日のラストに登場したのはスチャダラパー。勢いのあるパフォーマンスや誰もが知る曲での盛り上がりはもちろん、思わず笑ってしまうようなコミカルなトークでも会場を沸かせてくれました。
日本のヒップホップ史に残る楽曲「B-BOYブンガク」から、ラストソング「今夜はブギー・バッグ」で、会場が一体に。堂々たる存在感を示しました。
最終日の大トリとしてくるりがステージに登場した瞬間、割れんばかりの拍手が巻き起こります。一曲目は「街」。力強く重いサウンドと、熱狂が会場を包みました。
2000年代初頭にリリースされた名作「ばらの花」から、新しい一面を示し話題をよんだ2016年リリースの「琥珀色の街、上海蟹の朝」、そしてアンコールには、「ロックンロール」まで。夕暮れに差し掛かり、空気は冷えてきましたが、胸の内から沸々と熱い感覚がこみあげてくる最高としか言いようのないクライマックスでした。
※ 当日のセットリストはSpotifyのCreema公式アカウントで公開しています。ぜひフェスに参加している気分でお楽しみください。
フェスで、自分だけのクリエイター作品と出会う
クラフト市には今年も全国各地から個性豊かなCreemaクリエイターが集まりました。陶器やインテリア、アクセサリー、ファッションなど、どれも一点もので、ここでしか出会えない作品ばかりです。
みなさんがとても楽しそうにお買いものしているのが印象的でした。また「昨年ここで買ったんです!」と、クリエイターの方々との再会を喜ぶ声も。
音楽を聴きにフェスに来た方々も、このクラフト市で思いがけない出会いがあったようです。
当日はアウトドアグッズが並ぶマーケットも登場し、キャンプやアウトドアで活躍するファッションアイテム、革小物、食器類など、こだわりのアイテムがずらり。
森の中を散策するようにお買いものを楽しんでいました。
ここでしか体験できない2日間限定のサウナ村に、全国各地から注目ショップが集合!
昨年大人気だったサウナ村。今年はさらにパワーアップして、Creema YAMABIKO FESに帰ってきました。
当日は大人数で入れるアウトドアサウナから、サウナ後にマイナス30度の部屋でクールダウンできるサウナフリーザー、サウナのなかでのヨガ体験まで。バラエティ豊かなサウナをお楽しみいただきました。
サウナを楽しみながら、森林浴をするような感覚。そして、ステージからは音楽。この非日常感はCreema YAMABIKO FESならではの体験です。
サウナ以外にも、サ飯やドリンク、サウナグッズを始め、日本のサウナカルチャーを牽引するお店が全国から集合。サウナをあまり知らないという方は好きになるきっかけに、サウナーの方にとっては心ゆくまでサウナカルチャーに浸れる、そんな空間でした。
フェス×スポーツで、一味違う思い出づくり
今回初登場のコンテンツだった ”アウトドアスポーツ” 。カジュアルゲートボールやモルックを気軽に楽しむことができるエリアとなりました。
当日は小さな子どもたちから大人まで、カジュアルゲートボールやモルックを思い切り楽しんでいたよう。Creema YAMABIKO FESならではの思い出になっていたら嬉しいです。
フェスを訪れた人同士が、もっといろんなコミュニケーションを取れたらより充実するんじゃないか、ということは以前から私たちの頭の中にありました。今回、スポーツを通じて人と人の心が通い合っている様子は、思い描いていたイメージそのものでした。
自然の中で、至福の一杯を楽しむ
昨年、長蛇の列が1日中途切れなかった、コーヒースタンド。東京・蔵前の「LEAVES COFFEE ROASTERS」による選りすぐりのコーヒーの飲み比べを楽しめると、好評をいただきました。
そんなコーヒースタンドが今回はさらに進化。全国から集まった注目の3店舗が並びました。
新たな参加は、豆選びから焙煎・抽出まで自分で行う体験型店舗が注目を集める京都発の「OGAWA COFFEE LABORATORY」と、福岡で生まれ、東京や台湾に進出を決めたスペシャルティコーヒー専門店「REC COFFEE」。
この3店舗のコーヒーを同じ場所で楽しめる、とても贅沢な空間。何杯か飲み比べてみた方も多いのではないでしょうか。
11月の御殿場は時間によっては冷え込むこともありますが、より一層、温かいコーヒーが一層美味しく特別に感じます。
自然の中で楽しむ、上質で味わい深いコーヒー。最高のひと時でした。
みんなが楽しめるフェスを目指して
今年も子ども連れの方々にたくさんお越しいただきました。ライブ中も、ピクニックエリアにシートを広げ、家族みんなでゆったり音楽を楽しむ方があちこちに。
会場内では「子どもがいるからこそフェスへ行こう」をコンセプトに専門知識を持ったスタッフが運営する、充実のキッズエリアを用意。思いっきり芝生の上で遊ぶ子どもたちの姿に、こちらまで朗らかな気持ちになりました。
最後に
素晴らしい音楽をはじめ、サウナ村やクラフト市、アウトドアスポーツなどの多彩なカルチャー、そして澄んだ空気と美しい自然。それらが一体となった空間で、心が動く瞬間を届けたい。世代や価値観、思想や置かれた環境に関係なく、みんながハッピーになれるPEACEな場をつくりたい。
その一心で、今回も準備を進めてきました。
みなさんにとって、そんなひとときになれたら嬉しいです。
ご来場いただきましたみなさま、アーティスト・クリエイターのみなさま、地元のみなさま、関係するすべてのみなさまに、心からのお礼をお伝えいたします。
本当にありがとうございました。
また次回の開催が決まった際には、みなさんに素敵な空間とハッと思ってもらえるような気づきや発見の場をお届けできるよう、力を尽くしたいと思います。
またお会いできる日を楽しみに。